「自分とお相手の年齢の差は意識して欲しい」サポートコース会員 37歳インフラエンジニアの男性Hさんに、お見合いの申込についてフィードバックしました

以前の記事で紹介したようにくろまめの運営しているエンジニア専門の結婚相談所「マリッジピア」に入会した37歳インフラエンジニアの男性Hさんが成婚退会しました。

この記事では、入会後に行った H さんのお見合い申し込みに対して行ったサポートについて振り返ります。今回の話は H さんが、お見合いを申し込み得られた結果に対してフィードバックし、得られた結果と仲人からのフィードバックに対して H さんがお見合いの申し込みの方針を決め、お見合い申し込みにて良い結果が得られるようになった記録になります。

Contents

マリッジピアのお見合い申し込みについて
Hさんのお見合い申し込み
フィードバック面談
おわりに
マリッジピアについて知りたい方はこちら

マリッジピアのお見合い申し込みについて

H さんの話をする前にマリッジピアのお見合い申し込みの特徴と考えについて話します。

マリッジピアでは、毎月のお見合いの申込数を無制限としています。毎月100件でも200件でもお見合いを申し込むことが可能です。

自分がどのような人とお見合いできるか、どのくらいお見合いを申し込めばよいのか実感を持ってもらったほうが、お見合いを申し込む前から仲人があれこれ言うよりも納得感のある活動ができると考えています。

会員には多くお見合いを申し込んでもらうことで、自分がどのようなお相手とお見合いが成立する可能性がありそうか早めにフィードバックをしてもらい、スピード感を持って婚活を進めてもらうために申し込み数を無制限としています。

Hさんのお見合い申し込み

Hさんのお見合い申し込みと結果

H さんは活動を開始してから2週間で100件のお見合いを申し込みましたが、その中で成立したお見合いは1件でした。

大手結婚相談所が集計したお見合いの成立率は 5 %程度のため、100件中1件つまりお見合い成立率 1 %はかなり低い数字です。

なぜお見合いの成立率が低いのか

H さんのお見合い申し込みの内容を「婚活ダッシュボード」で確認してみると、 H さんの年齢である 37 歳より5歳以上年下である32歳以下の方にお見合いが集中していることがわかりました。

これまで仲人をやってきた経験、私のまわりにいる結婚相談所から成婚した知り合いや友人を見ていて、お見合いが成立する範囲は自身の年齢からプラスマイナス3歳くらいまでで、それ以上にお相手との年齢が離れるとお見合いが成立する可能性が非常に低くなるという感覚を持っています。

H さんの「婚活ダッシュボード」の結果から「このままの同じパターンでお見合いを申し込んだとしても得られる結果は同じ」だと考えました。

フィードバックの実施

H さんはサポートコースの会員であり、お見合いの申込数に関してフィードバックするための十分なサンプルを得ており、早急にお見合いの申し込みの改善のフィードバックを行う必要があると考え、こちらからお見合いフィードバックの面談を提案しました。

会員には、申し込みの結果を受けて、感じていることを面談前にテキストに起こしてもらい、当日の面談にて書き出してもらった内容をベースにフィードバックを行いました。

会員の考え

面談前に会員に現在の申し込み状況についての考えを書いてもらったところ、以下のような回答でした。

自分が想像していた以上にお見合いが成立せず、ストレスが高く、胃が痛い。
お見合いを沢山申し込んでいるのに成立しない。
お見合いが通らない理由がはっきりと分からない。自分のプロフィールに悪いところがあるか、相手を写真だけで選んでいるのが原因ではないかと考えている。

苦戦しているとは感じているものの、根本的な原因が分かっておらず、ストレスを感じているようでした。これらの事前の回答から面談ではお見合いお申し込みの考え方と申し込む年齢を軸にフィードバックしようと決めました。

フィードバック面談

会員の心境をヒアリング後、得られた結果からどのようなことが原因か、どのように活動すれば良いかのフィードバックを行いました。

お見合いが成立せず、ストレスが溜まっていることに関して

会員はマリッジピアへの入会前に「ゼクシィ縁結びエージェント」で婚活していました。「ゼクシィのときは、お見合いはどのくらい成立していましたか」と聞いてみたところ「毎月20件のお見合い申込の枠があり、全て使い切ってお見合いが成立するのは毎月1件だった」とのことで、それを例に取り「結婚相談所はどこで活動してもお見合いが成立するのは 5 %程度であり、基本お見合いは成立しないものと考えておいたほうが気を揉まず心の平穏を保つことができます」とアドバイスをしました。

お見合いを沢山申し込んでいるのに成立しない、原因がわからないことに関して

H さんにどのような感じでお見合いを申し込んでいるのか聞いてみたところ「お見合いを申し込む範囲は幅広くとっているつもりである」と答えていましたが、実際に申し込んでいるお相手の年齢は32歳以下のばかりでした。
仲人としての経験から3歳以上年下への申し込みが成立する可能性は限りなく低いと感じており、現在のお見合い申込の承諾率 1 %という結果も含めて以下のようにアドバイスをしました。

「大手結婚相談所が出しているお見合いの申込からお見合いの承諾率の平均 5 ％ですが H さんのお見合い申込の承諾率は1%と1/5以下です。 H さんは5歳以下の方に多く申し込んでおり、おそらくこれがお見合い申込の承諾率 1 % の原因ではないかと考えています。」

「私も30歳で婚活した体験から、自分が32歳くらいまでの相手と十分にお見合いが成立している状況で33歳以上の方からお見合いを申込まれてもお見合いを承諾する理由がなくお断りをしていました。32歳の方はおそらくプラスマイナス3歳である29歳から35歳くらいまでの相手とお見合いが成立していると思われます。37歳の H さんからのお見合いの申し込みがあっても同じようにお断りされることが多いのではないかと考えています。」

マリッジピアでは会員が納得して活動することが大切だと考えています。同時に得られた結果とは向き合って欲しいとも考えているため以下のようにアドバイスをしました。

「マリッジピアは、お見合いの申込数が無制限のため、いまお見合いを申し込んでいる年齢の範囲に申し込むことを止めはしません。だたし、得られた結果からもお見合いが成立する可能性は非常に低いということは意識しておいて下さい。」

ピボットのアドバイス

このまま同じことを継続していても H さんのお見合い申込の承諾率が好転することは難しいと感じたため、一度近い年齢の人に申し込み結果を観測してみることをお勧めしました。

H さんに「ゼクシィ縁結びエージェント」にてお見合いが成立したお相手の年齢はどうであったか聞いてみたところ、 H さんの年齢のプラスマイナス3歳の範囲に収まっていることがわかりました。

「ゼクシィの結果からみてもプラスマイナス3歳の範囲に申し込んだ方がお見合いが成立する可能性が高いのでプラスマイナス3歳のお相手にお見合いを申し込んでみてはどうか」とアドバイスをしました。

おわりに

面談後 H さんは32歳以下の方へのお見合い申し込みをきっぱりとやめ、33歳から38歳までのお相手のお見合い申し込みにピボットしました。婚活をはじめた最初の月は、お見合いの成立が1件だったのに対して、2ヶ月目、3ヶ月目は毎月5件のお見合いが成立するようになり、3ヶ月目にお見合いした33歳のお相手と、その3ヶ月後に成婚退会しました。

仲人としてフィードバックした内容を全て H さんに受け止めてもらいたいとは考えていません。フィードバックした内容からどのような方針でいくかを決めるのは会員だと考えています。 H さんは仲人との面談にて話し合った内容を自分なりに咀嚼し、自身の行動を変えられたということが、成婚という結果を掴んだと私は考えています。