イベントに参加すると、よく聞かれるので、ここで答えておきます。

これ読んだら結婚できるのですか

本を読んで何かの技術を獲得しようとしているときのあなたをイメージしてみるとよいと考えています。 きっと本に書いてあることを試し、結果を確認しながら、そのスキルを自分の中に定着させているはずです。 本を読んで「自分はどう考え」「どう行動するのか」という気概が無ければ、 この本を読んで得るものは無いでしょう。技術の獲得するときのあなたと同じく、結婚できるかどうかはあなたしだいです。

攻略本やネタ本ですか

結婚相談所のキャッチコピーにあるような、 「結婚相談所で可愛い相手を見付けた」というような話であれば、それはチラシの裏に書いています。 自分なりに考え、行動し、結果どうであったかという知見がこれでもかというくらい詰め込んであります。 これでもかというくらい詰め込んだ知見の中から、あなたは何を考え、 どう行動しますかということを著者として、この本を通してあなたに問いたいです。

なぜ書こうと思ったのですか

結婚相談所を成婚退会後に友人や知り合いを集め、 婚活での知見を 100 枚以上のスライドを作成し、 鍋をつつきながら3時 間半ほどプレゼンテーションしてみたところ、 巷の情報ではなく、当事者としての視点で、 婚活の生々しさや消耗していく臨場感をうまく伝えられたようで盛況に終わりました。

半年間の結婚相談所での活動の中で、61人の相手と会い、 結婚相談所の担当者からは活動期間中に会っている数としては、 他の追随を許さないほど「ぶっちぎりで一番」だと言われました。

「結婚した」だけを切り取られ「おめでとう」の一言で片付けられるには、61人との出会いは濃すぎました。「半年で61人に会う」を実現するためには戦略が必要になってきます。

「おめでとう」という言葉は欲しくなく、私がどのような戦略を考え、 どう行動していったのかに目を向けてもらいたかったというのが、 友人や知り合いに向け自身の婚活の知見をプレゼンテーションするモチベーションの源泉となっています。

私は、婚活をしたのではなく、1つのプロジェクトを達成したと考えています。 インフラエンジニアという肩書で会社員をやってきたなかで、 いくつものプロジェクトを経験してきました。 プロジェクト では、何を目的とし、ゴールをどこに置き、 そのために何を積み上げる必要があるのか、 誰が対応するのかをはっきりさせ 取り組んでいるはずです。

がむしゃらに目の前にあることをこなしていくだけでは、 しだいに疲弊していくということは、 皆さんも経験から身に染み ているのではないかと思います。

この会に参加していた2人のエンジニアの友人が、 私と同じ結婚相談所に登録し、結婚までいきつくという実績を解除しました。 2人とも私の知見の詰まったプレゼンやコンサルが、 活動していくなかで非常に役立ったと言ってくれました。 それだけ言ってもらえるような内容なのであれば、 もっと多くの方に知ってもらってもよいのではないかと考えました。

なんでこんなことやってるんですか

結婚相談所に登録し、これから活動をはじめていくという時点で、 結果が良くても悪くても自分の身近にいるエンジニアに対して婚活の知見を共有しようと考えていました。

エンジニア仲間達から「出会いがない」という発言をよく聞くけれども、本気で出会いたいと思っているのか、 ファッションで言っているのではないのか、出会うためのプロセスを本気でまわすとこうなるのだというメッセージを発信したいという気持が、知見を共有するという自分の中での強い動機付けになっています。

自身がどのように考え、どう行動し、どのような方々と出会ったかということを記憶に留めておくことは現実的ではなく、 忘れてしまう恐れもあり、あとから「ふりかえる」こともできないため、 活動中は常に記録をとると自分の中での決め、それを忠実に実行したおかげで、 120 ページ近いボリュームで、自身の婚活体験を書くことができました。

なんで61人もの相手と出会おうと思えたのですか

結婚相談所での活動中には担当者の方から「こんなに会って気力・体力・スケジュール的に問題はないか」と言われ、 婚活プレゼンしたときには仲間内から「こんなに会えない」「常軌を逸した行動」と言われ、 私のプレゼンを聞いて婚活して結婚したエンジニアの友人二人からも婚活が終わったあとに 「自分で活動してみてあらためて、61人に会うはとんでもない数であることがわかった」と各方面からいろいろ言われました 。

学生時代にインターンシップでお世話になった組織の方と今でも付き合いがあり、 いつかの花見に呼んでもらったときに、 「結婚できるなんて到底思えなかった同僚が、 結婚相談所で 100 人と出会って 2 人とデートするまでに至って、 最終的にそ のうちの1人と結婚した」という話を聞きました。

「結婚相談所で 100 人会えば結婚できる可能性があるのか、ソーシャルゲームのガチャより確率高そうだな」と 話をボジティブにとらえられたことが、自身の婚活で61人に出会うというところに繋っています。

値段が高くないですか

確かに強気な価格設定となっています。この本の価格に対して、高いと思うのか、 払う価値があると思うのかは、あなたの置かれている状況によると考えています。読み物としては、いろんな方に読んでもらえるような内容であると自負していますが、 既婚者や婚活に興味が無い方には、値段ほどの価値を感じてもらえないでしょう。

私の身近にいるエンジニアが、私の本を宣伝してくれたときに、 「婚活を考えている同僚に宣伝してみたところ、1000円なら買う。高い。」と言われたということを耳にしました。一方で「これだけの時間、お金、執筆するエネルギーを投入したコンテンツには設定された価格以上の価値がある」 「この知見を得たことにより、結婚相談所を短かい期間で成婚退会できるのであれば、本の価格はむしろ安い」 という反応もいただいています。

実際に、友人のエンジニア2人は、私よりも短かい期間で成婚退会し、 結婚相談所に支払う月額費用を少なく済ませています。 知見を得て、実践することで、結婚相談所に支払う必要を少なくできそう、 著者が結婚相談所、出会いに掛けた費用や時間を少しの時間で得ることができる、 早く成婚退会できそうだという想像力を働かせることができる、あなたにに読んでもらいたいなと思っています。 価格を高いと思ったあなたは、まだ結婚に対して本気ではないはずなので、覚悟ができたら買いに来てください。

実際に、これらの本が出来上がるまでには、活動に費した時間、 結婚相談所・出会いに掛かるお金、 執筆するための時間とエネルギーが投入されています。 どのようなコンテンツも作り手がかけた以上の時間が消費者から消費されることはなかなかないと思っています。 私の投入したリソースから得られた知見を設定されている金額と 2時間くらいでインプットできるのであれば、 お値段以上の価値を提供できているのではないかと考えています。

冷やかしや興味本位で読んでもらいたくはないので、 本気で結婚を目指しているあなたに対して、 知見を共有したいという思いから価格を設定しています。 著者としては、本当に知見を欲しているあなたに届けばよくて、 あなたから良い知見であったと口コミしてもらえることを期待しています。

あなたは、本気で結婚したいと思っていますか、 知見を得て、自分なりにどう行動するか考え、それを実践できますか、 婚活で消耗し続け、誰かのせいだと愚痴をこぼす日々を送りたいですかということを著者として問いたいです。