婚活を支えた技術

技術書典

「技術書典9」の「刺され!技術書アワード(仮)」にて「婚活を支えた技術」が紹介されています。

紹介の内容を聞きたい場合は 1:15:06 - 1:16:14 を見てください。

【技術に出会える】 技術書典9スペシャルオンラインイベント

https://youtube.com/watch?v=bAba_gJJLAA

何故書こうと思ったのか

エンジニアという職業は、 自身の所属している部門には女性がおらず、 女性と出会う機会もないという状況が多いのではないでしょうか。

私も漏れなくそのような状況でしたが、 駄目だったという結果でもよいので出会うために行動してしみようという思いから、 結婚相談所で活動し妻と出会い結婚しました。

結婚相談所を成婚退会後に友人や知り合いを集め、 婚活での知見を 100 枚以上のスライドを作成し、 鍋をつつきながら3時間半ほどプレゼンテーションしてみたところ、 巷の情報ではなく、当事者としての視点で、 婚活の生々しさや消耗していく臨場感をうまく伝えられたらしく大盛況に終わりました。

その場に参加していた2人のエンジニアの友人が、 私と同じ結婚相談所に登録し、結婚までいきつくという実績まで解除し、 2人とも私の知見の詰まったプレゼンやコンサルが、 活動していくなかで非常に役立ったと言ってくれました。 それだけ言ってもらえるような内容なのであれば、 もっと多くの方に知ってもらってもよいのではないかと考えました。

半年間の結婚相談所での活動の中で、61人の相手と会い、 結婚相談所の担当者からは活動期間中に会っている数としては 他の追随を許さないほど「ぶっちぎりで一番」だと言われました。 「結婚した」だけを切り取られ「おめでとう」の一言で片付けられるには、61人との出会いは濃すぎました。 「半年で61人に会う」を実現するためには戦略が必要になってきます。

「おめでとう」という言葉は欲しくなく、 私がどのような戦略を考え、どう行動していったのかに目を向けてもらいたかったというのが、 友人や知り合いに向け自身の婚活の知見をプレゼンテーションするモチベーションの源泉となっています。

また、私のまわりで「エンジニアの婚活がうまくいっていない」という話をよく耳にします。 私は、婚活をしたのではなく、1つのプロジェクトを達成したと考えています。

インフラエンジニアという肩書で会社員をやってきたなかで、 いくつものプロジェクトを経験してきました。 プロジェクトでは、何を目的とし、ゴールをどこに置き、 そのために何を積み上げる必要があるのか、 誰が対応するのかをはっきりさせ取り組んでいるはずです。

がむしゃらに目の前にあることをこなしていくだけでは、 しだいに疲弊していくということは、 皆さんも経験から身に染みているのではないかと思います。

エンジニアという肩書の30歳男性会社員が、 婚活というプロジェクトにどう立ち向かったのかを書籍を通して共有することで、 同じような境遇のエンジニアが行動するきっかけになったり、 結婚相談所での活動が「うまくいっていない」に影響を与えられたらよいなと考えています。

結婚相談所との出会い

結婚相談所は入会金に何十万円、 無事に相手が見付かり退会するときに成婚料で また何十万円も払うものであると思っていたりはしないでしょうか。 私も結婚相談所で活動する前はそう思っていました。

婚活をしようと思ったときに結婚相談所を調べてみると 入会金3万円、月会費1万円、成婚料無しの「ゼクシィ縁結びエージェント」を見付けました。

安いから他の結婚相談所よりサービスの質が良くないということはなく、 私も、私の友人も、この結婚相談所を利用し結婚しました。 サービスを退会したくなるほどの感情が湧き上がるような不満は無かったです。

無料での相談が提供されており、 「無料カウンセリング」と呼ばれています。 どのようなサービス内容であるか、 サービスを利用するにあたり気になっていることなどを聞けます。 私も友人もいきなり入会したのではなく、 「無料カウンセリング」を利用し、 1時間から1時間半ほど店舗のスタッフから話を聞いてから入会を決めました。

「無料カウンセリング」を受けたら必ず入会しないといけないわけではないので、 結婚相談所での活動が気になっており、 「無料カウンセリング」に時間を割こうと思える場合は、 上記バナーから、お申し込みください。

「この結婚相談所だったからうまくいった」と言う気は微塵も無く、 自分でどう考え、どう行動するかということが大事だと考えています。 結婚相談所の一例として参照ください。

何故ここまで詳細に書くことができているのか

結婚相談所に登録し、これから活動をはじめていくという時点で、 結果が良くても悪くても自分の身近にいるエンジニアに対して知見を共有しようと考えていました。 エンジニア仲間達から「出会いがない」という発言をよく聞くけれども、本気で出会いたいと思っているのか、 ファッションで言っているのではないのか、出会うためのプロセスを本気でまわすとこうなるのだというメッセージを発信したいという気持が、知見を共有するという自分の中での強い動機付けになっています。

自身がどのように考え、どう行動し、どのような方々と出会ったかということを記憶に留めておくことは現実的ではなく、 忘れてしまう恐れもあり、あとから「ふりかえる」こともできないため、 活動中は常に記録をとると自分の中での決め、それを忠実に実行するようにしていました。

おかげで 120 ページ近いボリュームで、自身の婚活体験を書くことができました。

何故61人に出会おうと思えたのか

結婚相談所での活動中には担当者の方から「こんなに会って気力・体力・スケジュール的に問題はないか」と言われ、 婚活プレゼンしたときには仲間内から「こんなに会えない」「常軌を逸した行動」と言われ、 私のプレゼンを聞いて婚活して結婚したエンジニアの友人二人からも婚活が終わったあとに 「自分で活動してみてあらためて、61人に会うはとんでもない数であることがわかった」と各方面からいろいろ言われました。

学生時代にインターンシップでお世話になった組織の方と今でも付き合いがあり、 いつかの花見に呼んでもらったときに、 「結婚できるなんて到底思えなかった同僚が、結婚相談所で 100 人と出会って 2 人とデートするまでに至って、最終的にそのうちの1人と結婚した」という話を聞きました。

「結婚相談所で 100 人会えば結婚できる可能性があるのか、 ソーシャルゲームのガチャより確率高そうだな」と 話をボジティブにとらえられたことが、 自身の婚活で61人に出会うというところに繋ったのではないかと思っています。

価格に込めた思い

婚活の一歩を踏み出したいが踏み出せていない、 婚活がうまくいっていない、婚活中のエンジニア方々に自身の知見を届けたくて一冊の本としてまとめました。

この本の価格に対して、高いと思うのか、払う価値があると思うのかは、その方の置かれている状況によると考えています。

読み物としては、いろんな方に読んでもらえるような内容であると自負していますが、 既婚者や婚活に興味が無い方には、値段ほどの価値を感じてもらえないです。

高いというコメントも見られますが、本は私の予想を超えて売れていっています。 私が届けたいと思っていた方々には、本を届けることができたのではないかと思っています。

自分の身近にいるエンジニアが私の本を宣伝してくれたときに 「婚活を考えている同僚に宣伝してみたところ、1000円なら買う。高い。」と言われたということを聞きました。 一方で「これだけの時間、お金、執筆するエネルギーを投入したコンテンツには設定された価格以上の価値がある」という反応もありました。 私のバックグラウンドまでイメージしてもらえた、後者の方々に対して自身のコンテンツを届けたいと考え、価格を設定しています。

実際に、この本が出来上がるまでには、活動に費した1年ほどの時間、 結婚相談所・出会いに掛かるお金、 120 ページ近い内容を書くためのエネルギーが投入されています。 どのようなコンテンツも作り手がかけた以上の時間が消費者から消費されることはなかなかないと思っています。 私の掛けたリソースから得られた知見を設定された金額で、2時間くらいでインプットできるのであれば、 お値段以上の価値を提供できているのではないかと考えています。

読者の感想

自身の思いを伝えられたのではないかということが確認できました。

婚活に限らず、どんなことであったとしても、目的・ゴール・そのために積み上げなければならないことを意識して行動しています。

自身の婚活での行動は 1 秒でも早く成婚退会することを条件にした RTA と言えるかもしれないです。

この RTA は、私のプレゼンを聞いて婚活して結婚したエンジニアの友人二人のほうが早い結果となっています。

エンジニアの友人二人の婚活について取材し、まとめた内容は、 『もしエンジニアが「婚活を支えた技術」を読んだら』というタイトルで電子書籍を公開しています。

前身となる note の記事を公開したときは、 「婚活したいと思っている」「婚活している」方々ターゲットにしていました。

売れ行きがよくなかったので、 一番伝えたいのは誰であるかを自分に問い掛け、 同業であるエンジニアに一番に届けたいと考えました。

エンジニアにフォーカスした概要に大幅に書き換え、 「婚活を支えた技術」というタイトルにて生まれ変わりました。 これらのコメントから、自分の熱量をエンジニアに向け、 伝えられたのではないかと思っています。